今回は、カラー鋼板を使用したダクトのご紹介になります。
お客様よりダクトを白色にしたいというご要望を受け、通常の銀色とは異なる、優しい白色のダクトを製作いたしました。
従来、このようなカラー塗装を施したダクトを製作する際は、通常の亜鉛メッキ鋼板（銀色）を用いてダクトの形を成形し、その後下地剤を塗布した上に本塗装を施すといった工程を行っておりました。
これは、ダクトを作るために使う板材の切断に使用されていた旧機器（プラズマ切断機）が、すでに塗装されているカラー鋼板を切断することが出来なかったために行っていた作業で、製作と塗装にかかる時間が多いうえに、塗装が剥がれやすくなるといったリスクがありました。
昨今新たに「ファイバーレーザー切断機」を導入したことで、こうした問題をすべてクリアし、カラー鋼板のダクトの製作が可能になりました。
これにより、納期の短縮、耐久性、仕上がりの美しさが格段に向上いたしました。
丸く穴が開いているところは、「吹き出しノズル」とうものを作業現場にて取り付けるためのものです。
風を遠くまで送れる吹き出し口なので、主に天井の高い建物などで利用されています。
加工前のカラー鋼板はコイル状にまかれており、ここから必要な分を巻きだして、レーザー切断機でカットして使用いたします。
今後は、こういったダクトの需要が増えてくるものと予想されます。
今回のような白色だけでなく、黒、赤、緑、オレンジなど、多彩な色のカラー鋼板がございますので、ご相談して頂ければご期待に沿える色の製品の製作が可能です。
ご興味がございましたら、ぜひ、いかがでしょうか。
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